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ホームSF・ミステリ【流れよ我が涙、と警官は言った】フィリップ・K・ディック
書籍詳細

【流れよ我が涙、と警官は言った】フィリップ・K・ディック

販売価格: 600円(税込)
[ごめんなさい。売れてしまいました。]
それはまったく不意だった。
子飼いの歌手志望マリリンが、彼を恨んでゼラチン状のカリスト海綿動物を投げつけたのだ。
彼の胸に50本の触手が食い込んだのをスコッチを浴びせて殺したものの、何本かが体内に残ってしまったのだ。
失神、そして病院へ。
ところがある朝、目ざめてみると安ホテルの不潔なベッドだった。
胸から触手は消えていた。それだけではない。
3000万人のファンをもつTVのアイドル歌手である彼タヴァナーは、
身分証明書もなく、世界中どこにもデータのない男になっていたのである。
1984年、警察国家アメリカのどこにも彼は存在していない、ということになるのだ。
だが、これはまだ悪夢の始まりでしかなかった。
ロサンゼルス警察は、彼が自分で自分のデータを消したと疑って二十四時間監視をはじめたのだ——
洗練された構成力と強烈な想像力で、凶暴でぞっとするような近未来を描いたディックの傑作中の傑作。

※こちらの書籍は、文庫本です。
状態・奥付けなど
状態:並下 帯ナシ。カバーにスレ・傷・シワ。本体に歪み。天・小口・地にシミ・ヤケ・傷み
出版社:サンリオ
著者:フィリップ・K・ディック
翻訳者:友枝康子
発行年:1983年 2刷(初版は1981年)
定価:460円
ページ数:331ページ
シリーズ:サンリオSF文庫

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