おぞましいと排除され、珍奇として見世物に供され、翻ってはまた、聖なる存在と崇められたフリークス。
文学・美術はもとより、心理学や人文諸科学のさまざまな領域に影の主役の如く君臨するフリークス。
そして、己れの内なる幻想と欲望の投影としてのフリークス。
その顕現と隠蔽の構造を詳細に解きほぐし、20世紀文化の核心に肉薄する。
状態: 並 帯ナシ。背ヤケ。
出版社: 青土社
著者: レスリー・フィードラー
翻訳者: 伊藤俊治、旦敬介、大場正明
発行年: 1986年 初版
定価: 3400円
ページ数: 433ページ