卓抜なプロット、斬新なアイデアでSF、ファンタジー、恐怖小説分野に前人未到の短篇群を残したオブライエン。
目に見えない怪物と格闘する戦慄すべき話。
壁一面に手だけ、あるいは口だけ、あるいは目だけ犇めく
ホテルに連れ込まれた伯爵の息もつかさぬ緊迫した話。
そしてロボット・テーマとして不動の地位を占めるホフマン風メルヘンの「ワンダースミス」。
顕微鏡に憑かれた青年が友人を殺害して奪ったダイヤモンドでレンズを造り、
水滴の中に広がる小宇宙に住む乙女を恋する話など、
ポーとビアスを架橋するシュールレアリスムの先駆者オブライエンの全貌!
※こちらの書籍は文庫本です。
状態: 並 帯ナシ。カバーにスレ・小傷・シワ・少汚れ・上部にヨレ。
出版社: サンリオ
著者: フィッツ=ジェイムズ・オブライエン
翻訳者: 大瀧啓裕
発行年: 1979年 初版
定価: 380円
ページ数: 305ページ
シリーズ: サンリオSF文庫