悪徳の権化との不当の非難をはねのけて、いまや聖公爵として現代に復活したサド。
汚辱の現世を白熱の太陽光で照射するサドの一大作品中、
特に異色のユートピア物語『食人国旅行記』
サドと並んで暗黒と忘却の淵からよみがえり、
フランス大革命直前の近代人の自我の奔放な目ざめを描いた、
先駆者レチフの最大傑作『ムッシュー・ニコラの幼少時代』
状態: 並下 箱カバーに破れ・スレ・ヤケ・シミ・汚れ。箱に少傷み。表紙に少汚れ。少しタバコの匂いがあります。
出版社: 講談社
著者: サド、レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ
翻訳者: 澁澤龍彦、佐分純一
発行年: 1977年 初版
定価: 860円
ページ数: 450ページ
シリーズ: 講談社 世界文学全集 16